なぜ今、海外進出が重要視されているのか?
こんな悩みありませんか?
- 海外進出したいけど、具体的にどうすればいいのかわからない
- 実際のところ、海外進出するメリットは何があるの?
- 海外進出ってベストタイミングとかあるの?今すべきなの? など
この記事を読めば、海外進出を行うべき企業の特徴や目的が明確化されます。さらに、海外進出をすることで得られる利点や反対に気をつけるべきポイントなども一気に理解することができます。記事を読んだ直後から、海外進出のための次の一歩を踏み出せること間違いなしです。
目次
- 海外進出を目指す主な目的
- 海外進出するメリット
- 海外進出するデメリット
- 海外進出を実現するための手順
1. 海外進出を目指す主な目的
販路拡大
海外進出をする主な目的の一つが、販路を海外市場へ拡大させていくことです。
日本市場の規模よりもはるかに広い市場を持つ海外に販路を拡大させることは
売上を向上させることやブランドの認知度を高めることに繋がります。
実際に、製造業における生産物の41.6%が海外市場に出荷されていると統計がでています。
(参考元:経産省 平成29年https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20180507_5.html)
海外市場に日本企業が参入している理由は、少子高齢化や日本経済の停滞などが挙げられます。生産人口が減少していることや不景気による消費活動の衰退が起こっているためです。
しかし、海外市場では生産人口の増加や好景気による購買行動の増加が起こっていることで市場規模が拡大しています。
そこで、日本国内の企業は海外市場に販路の開拓をするために舵を切っています。
生産拠点の移転
海外進出をする目的には、生産コストを削減するということもあります。
安価で質の高い商品を提供することで、国内外の市場において高いシェア率を得ることができます。
国外で安く多くの労働力を確保し、安価な資材や原材料の確保や設備の設置などを行うために、生産拠点を国内から海外に移転させる動きが増加しています。
また、現地の資材や原材料、設備等の手配をする際に、現地の関連企業と手を組むことでより海外市場に参入しやすくなることもあります。
2. 海外進出するメリット
大きな市場への販路開拓・拡大
海外市場では、人口増加や好景気に伴い購買行動が盛んな地域があります。
特に、東南アジアの国々は最低賃金の上昇が起こっているため消費活動が増加傾向にあります。
このような国々に、販路を拡大させることで国内だけでは得られなかった利益やビジネスの機会が新たに獲得できます。
先行者利益の獲得
海外市場は国内よりもはるかに早いスピードで最先端のビジネス展開がなされています。
海外ビジネスに事業を展開していくことは、容易に成し遂げられることではないと考えてしまいがちです。
そのため、実際に海外進出をして成功している日本企業は少なく、今国外でのビジネス経験や知識を得ておくことは近い将来の役に立つこと間違いなしです。
そして、グローハイの海外ビジネスの経験豊富なスタッフがサポートしてくれる環境であればスムーズに海外進出を行うことは可能です。
生産コスト削減
海外に生産拠点を持つことで国内よりも安価に労働力を確保することや生産資源、設備の調達も可能です。
発展途上国の賃金は日本の水準よりも低く、生産場の土地や設備なども国内よりもコストを抑えることができます。
これにより、生産コストを大幅に削減することができます。
節税効果
世界の法人税率は、ざっくりお伝えすると減少傾向です。
日本の法人税率も年々引き下げられてきてはいるものの、2017年にやっと20%台になり、現在少しずつ世界水準に近づいてきているのが現状です。
そのため、国外に企業の拠点を移すことで「外資優遇制度」と言われる海外企業の投資促進を目的にした制度を受けることができます。
これにより、法人減税や優遇政策の恩恵を受けることができ、節税効果を得ることができます。
新規事業の開発につながる
海外市場に参入することで、国内では得られない視点を得ることができます。
特に、インフルエンサーマーケティングを活用して海外進出を行うと、現地のターゲット層からのリアルタイムの声を聞くことができます。
そのため、新商品の開発や改良、そして更なる新規事業の開拓にもつながります。
実際に、グローハイでは外国人の顧客の声を聞き、インフルエンサーマーケティングを取り入れ新規市場へ参入していき売上を伸ばした事例があります。詳しくはこちら。
3. 海外進出するデメリット
人件費の上昇が進んでいる
アジア諸外国の人件費については、日本よりは低コストで抑えられるものの年々上昇傾向にあることも事実です。
そのため、安価に労働力を確保できるという目的だけで海外進出をすることはデメリットになりかねません。
しかし、アジア市場の最低賃金が上昇したことで現地の消費者が購買行動を取る機会が増加するメリットとも捉えられます。
為替レートの変動によるリスク
通貨リスクと為替変動は、国外市場参入における懸念事項の1つです。
為替変動が企業の収益や利益に影響を及ぼし、収益の不確実性を高めます。
為替リスクのヘッジには追加コストとリスクが伴い、現地通貨での資金調達も為替リスクにさらされます。資金の効果的な運用とリスク管理が重要です。
現地スタッフの管理や教育
海外進出において、現地スタッフの管理や教育は文化・言語の違い、管理スキルと適応力の要求、コミュニケーションの課題が生じる可能性があります。
現地のスタッフの教育と研修の必要性、リーダーシップの確立と組織文化の融合などの課題を解決していくコストと時間がかかります。
しかし、適切な対策と準備を行うことで、現地スタッフとの効果的な協力が実現できます。
現地の法律や規制・文化
海外進出において、現地のビジネス慣行や法律への適応力は重要です。
現地の政策の変更や政治的な不安定要素、経済の変動などは、ビジネスに影響を及ぼす可能性があります。
異なるビジネス慣行や規制に対応し、信頼関係を築きながらリスク管理を行う必要があります。情報収集や専門家の支援、柔軟な対応力が求められます。
4. 海外進出を実現するための手順
目的の明確化
海外進出の目的を具体的に定めることは重要です。
新たな市場開拓や売上拡大、ブランドイメージ確立などがその例です。
明確な目的により方向性が定まり、計画策定や実行に有益です。
方針の明確化、資源の最適化、成果の評価などが得られます。具体的な目的を持つことで、海外進出の成功に向けた取り組みが効果的になるでしょう。
計画策定のための情報収集
海外進出の計画策定のためには、現地のビジネス環境や文化、法律・規制、市場動向・競合状況、消費者の嗜好とニーズに関する情報を収集する必要があります。
現地の専門家やコンサルタント、ビジネスネットワーク、公的機関、インターネットなどを活用し、信頼性の高い情報を収集します。
これにより、戦略の選定や製品・サービスの設計において正確なデータに基づいた計画が立てられます。
市場調査
市場調査は海外進出において重要なステップであり、目的や範囲を設定し、市場特性やトレンド、顧客ニーズ、競争状況を調査します。
マーケットポテンシャルを評価し、適切な参入戦略を構築します。調査手法にはアンケート、市場データ分析、フィールドリサーチなどがあり、情報源としては専門家やレポート、統計データを活用します。
調査結果は戦略立案やビジネスモデルの設計に役立ちます。
現地視察
目的地を訪れることでビジネス環境や文化を実感し、具体的な理解が得られます。
異文化への適応やコミュニケーション改善に役立ち、現地のパートナーや顧客との信頼関係を築き、ビジネスネットワークを拡大します。
パートナーシップ構築にも有効であり、情報収集や市場調査では得られない具体的な情報や洞察を得ることで、戦略の微調整や行動計画策定に貢献します。
海外展示会への出展
海外展示会への出展は海外進出を検討している企業にとって重要です。
出展により、現地のビジネスパートナーや顧客と直接対話し関係を構築でき、販路の拡大やビジネスチャンスの創出が可能です。
また、最新の市場トレンドや競合情報を収集し、自社の差別化戦略の立案に役立ちます。
展示会参加はブランドイメージ向上にも寄与し、効果的な準備と戦略的なプレゼンテーションが重要です。海外展示会は海外進出戦略の成功に向けた戦略的なツールとなります。
まとめ
今回は、海外進出をする目的とメリット・デメリットをご説明し、実際に海外進出を行うための5つのステップをご紹介しました。
海外進出の目的は販路拡大や生産コスト削減、新規事業開拓などです。
メリットは売上向上やブランド認知度の拡大、先行者利益の獲得、節税効果などがあります。一方、デメリットとしては市場調査や文化・法律の違いへの対応、リスクや投資費用の増加があります。
海外進出をするための5つのステップの中で、現地の市場調査や視察、海外展示会の出展などは自社だけで行うことはハードルが高いですよね。
グローハイでは、現地のスタッフがリアルタイムの情報を瞬時に提供でき、海外ビジネス経験豊富なスタッフがトータルサポートを行います。ぜひ一度ご相談ください。