【活用事例】現地消費者の声を、米国向け商品企画の判断材料に~国内大手食品メーカーの市場調査・フォーカスグループ活用事例~

米国市場向けの商品企画を検討していた国内大手食品メーカーでは、自社が想定する商品の付加価値や価格が、現地消費者にどのように受け止められるのかを確かめる必要がありました。グローハイは、米国市場に関する市場調査と現地消費者へのオンライン・フォーカスグループを実施。市場情報と消費者本人の声・反応を組み合わせることで、価格・商品価値・ターゲットについて検討を深め、次の意思決定に必要な論点を整理しました。
本記事では、クライアント様へのインタビューをもとに、プロジェクトの背景や調査を通じて得られた気づき、今後の商品企画に向けた検討についてご紹介します。
※クライアント様のご意向により、企業名および商品に関する情報は非公開としております。
プロジェクト概要
| クライアント | 国内大手食品メーカー(社名非公開) |
| 対象市場 | 米国 |
| 主なテーマ | 商品価値・想定価格・ターゲットに関する仮説検証 |
| 支援内容 | 支援内容 |
課題|自社が考える商品の価値は、米国でも伝わるのか
海外市場向けの商品企画では、日本で想定した商品の価値が、そのまま現地でも評価されるとは限りません。誰に、どのような価値を届けるのか。想定する価格はどのように受け止められるのか。そして、現在のコンセプトで商品化を進めるべきなのか。
今回ご相談いただいた国内大手食品メーカーでも、こうした点が大きな検討テーマとなっていました。とりわけ、自社が考える商品の付加価値が米国の消費者にどのように受け止められるのか、また想定価格に対してどのような反応があるのかを、企画を先へ進める前に確認したいというニーズがありました。
社内での仮説だけでは判断しきれない部分について、現地市場の情報と、消費者本人の反応の両方を捉えることが必要でした。
海外市場向けの商品企画では、日本で想定した商品の価値が、そのまま現地でも評価されるとは限りません。誰に、どのような価値を届けるのか。想定する価格はどのように受け止められるのか。そして、現在のコンセプトで商品化を進めるべきなのか。
今回ご相談いただいた国内大手食品メーカーでも、こうした点が大きな検討テーマとなっていました。とりわけ、自社が考える商品の付加価値が米国の消費者にどのように受け止められるのか、また想定価格に対してどのような反応があるのかを、企画を先へ進める前に確認したいというニーズがありました。
| 社内での仮説だけでは判断しきれない部分について、現地市場の情報と、消費者本人の反応の両方を捉えることが必要でした。 |
支援内容|市場情報と現地消費者の反応を組み合わせて検証
グローハイでは、米国市場に関する市場調査に加え、現地消費者へのオンライン・フォーカスグループを実施しました。
今回重視したのは、市場データや資料だけで結論を出すのではなく、実際の消費者が商品にどのような価値を感じるのかを直接確認することです。商品に対する評価や想定価格への反応を聞きながら、回答内容だけでなく、会話の中で見られる表情や反応も含めて把握しました。
市場についての客観的な情報と、定性的な消費者の声を組み合わせることで、商品企画における仮説を複数の角度から検討できる状態をつくりました。
| 「回答だけでなく、話しているときの表情も確認できることは、判断材料になりました。」 |
得られた示唆|価格への反応だけでなく、ターゲット設計の論点が具体化
調査を通じて確認できたことの一つが、想定価格に対する現地消費者の反応です。また、同じ商品であっても、何を価値と感じるか、どの点を重視するかには違いがあることも見えてきました。
その結果、「米国の消費者」という大きな括りで捉えるのではなく、誰に向けて商品を届けるのか、その人にとってどの価値が重要なのかを、より具体的に検討する必要性が明確になりました。
調査によって一つの正解が出たというよりも、商品価値・価格・ターゲットについて、次に何を検討し、何を確かめるべきかが具体化したことが大きな前進でした。
| VALUE 商品価値 どの価値が現地で評価されるのかを検討 | PRICE 想定価格 消費者が価格をどう受け止めるかを確認 | TARGET ターゲット 誰に向けるかをより具体的に再検討 |
|---|
活用状況|次の意思決定に必要な論点を整理し、商品企画を継続
インタビュー時点では、商品企画は引き続き検討段階にあります。同社では、今回確認した価格への反応や商品の評価を踏まえながら、どのような付加価値を加えられるか、どのターゲットに届けるべきかについて検討を続けています。
今回の支援は、発売や売上といった最終成果を示すものではありません。一方で、商品化前の重要な段階で現地の反応を確認し、次の意思決定に必要な論点を整理できたことに意義があります。
| 「調査をすれば、すべての答えが出るというわけではありません。それでも、自分たちだけで進めていたときより、検討を前に進めることができたと感じています。」 |
クライアント評価|柔軟な対応と、より深い対話への期待
グローハイの支援については、個別の事情に合わせたスケジュール調整や、丁寧なコミュニケーションを評価いただきました。
また、フォーカスグループについては、個々の回答に加え、参加者同士の意見交換をさらに引き出すことで、より多様な価値観や新たな気づきにつなげたいという期待も寄せられました。こうした声も踏まえ、グローハイでは調査目的に応じた進行方法や質問設計のすり合わせを重視しています。
| 「こちらの事情に合わせて柔軟に調整していただき、親切で丁寧に対応していただきました。」 |
海外市場調査を、次の判断につなげるために
海外市場調査の目的は、情報を集めること自体ではありません。市場情報と現地の声を、自社の商品企画や意思決定にどう結びつけるかが重要です。
今回の事例では、価格・商品価値・ターゲットに関する仮説を現地の声で検証することで、商品企画を前に進めるための判断材料と、次に確かめるべき論点を整理しました。
グローハイは、海外市場で「何を判断したいのか」を整理するところから、調査設計、現地での情報収集、得られた知見の整理まで、海外展開における仮説検証と意思決定を支援しています。