こんな悩みはありませんか?
- 自社の商品やサービスをPRしたいけれどどうすれば良いの?
- 効果的なプロモーション方法を知りたい
- そもそもKOLって?
など、
近年インターネットやSNSが普及し、「インフルエンサー」を活用してPRを行う企業が増加しました。一方で、中国や香港などのアジア圏を中心に起用されている「KOL」をご存じですか?
「KOL」は「インフルエンサー」とはその特徴は本質的に異なります。本記事では、「KOL」について詳しく解説し、その活用方法について説明していきます。海外進出を検討している企業の皆様にとって、本記事がPR活動の手段の一つとして「KOL」を活用するきっかけとなればと思います。
目次
- KOLとは?
- KOLとインフルエンサーの違い
- KOLマーケティングのメリット&デメリット
- 中国でKOLマーケティングが支持されている理由
1.KOLとは?
KOL(Key Opinion Leader)とは、自社の商品やサービスを販売するにあたって影響力を持つ人物のことです。特に、中国や香港、台湾などのアジア圏で浸透しています。
近年、インフルエンサーという言葉をよく耳にするようになりましたが、KOLは、インフルエンサーとは本質的に異なります。
KOLはどのような点がインフルエンサーと異なるのか、次の項目以降で詳しく解説していきます。
2.KOLとインフルエンサーの違い
KOLとインフルエンサーは、専門性の有無という点で異なります。
インフルエンサーとは、InstagramやYouTubeなどのSNS上で大きな影響力を持つ人物のことです。「影響力」を示す指標としては、「フォロワー数の多さ」が挙げられますが、これには専門性や信頼性が反映されているとは限りません。
一方で、KOLは専門性を持ったインフルエンサーのことです。特定の業界や分野に精通していて、顧客が特定の商品やサービスに関して、専門性の高いKOLの意見を聞きたいと思うような人物である必要があります。
3.KOLマーケティングのメリット&デメリット
メリット
信頼性が高い
KOLマーケティングの最大のメリットは、「信頼性の高さ」です。KOLは特定の業界や分野に精通しており、顧客は安心してKOLの意見を受け入れるため、購入に繋がりやすくなります。また、KOLはコミュニケーション能力にも長けているため、顧客はKOLに対して質問や疑問を直接投げかけることで相互のコミュニケーションを図ることができ、更に信頼度を高めることができます。
認知度の向上
KOLは専門性が高いだけでなく、多数のフォロワーを持つインフルエンサーであるため、一度に多くの顧客に情報を発信することができます。これは、自社ブランドの認知度の向上に繋がります。現代は、スマートフォンやSNSが普及し、KOLが発信する情報に容易にアクセスすることができるため、KOLマーケティングは自社の認知度を高めるには非常に有効な手段です。
海外への発信
海外のKOLを起用することで国内外の顧客をターゲットとすることができます。海外のターゲット顧客に対して、あらかじめKOLが自社の商品やサービスについての情報を発信していれば、実際に海外市場へ自社商品やサービスを進出させる際に、スムーズにプロモーションを進めることができます。
デメリット
コストがかかる
影響力のあるKOLを起用するにはコストがかかります。
KOLには、以下の3つのランクがあり、KOLのランクによってかかるコストが異なります。
- トップKOL(フォロワー100万人以上):数百万円〜
- ミクロKOL(フォロワー10万~100万人未満):数十万〜数百万円
- マイクロKOL(フォロワー1万~10万人未満):数万〜数十万円
より多くの顧客に情報を発信しようとトップKOLを起用したとしても、エンゲージメントやコンバージョン率が必ずしも高いとは限りません。起用する際は、自社がKOLマーケティングに費やすことのできる費用を考慮した上で、KOLが持つ専門性が本当に自社商品やサービスと親和性が高いのかを検討し、慎重に選定するようにしましょう。
ディレクションが難しい
企業のマーケティング戦略や商品に対する意図は、KOLに的確に伝えておく必要があります。企業が思っていた方向性とは異なる方向性で情報が発信されてしまうと、市場における自社商品やサービスの価値は下がってしまいます。
しかし、企業の意図を一方的にKOLに押し付けても、KOLの専門性を殺してしまうことになり、ユーザーからの信頼の獲得に繋がらなくなってしまう可能性が高まります。
自社商品やサービスを適切にアピールするためにも、KOLと企業の方向性を十分にすり合わせてから、KOLを選定するようにしましょう。
効果が一過性になる
SNS上の情報は日々更新されていくので、一度発信した情報は、日を追うごとに新しい情報に埋もれていってしまいます。そのため、効果が一過性になってしまうということも考慮する必要があります。
4.中国でKOLマーケティングが支持されている理由
中国でKOLマーケティングが支持されている理由としては、主に以下の2つが挙げられます。
金盾
金盾(きんじゅん)とは、中国政府が運営するインターネット検知システム「グレート・ファイアウォール」のことです。
中国では、YouTubeやInstagramなどのSNS利用は禁止されているため金盾の影響力は非常に大きいです。中国で利用可能なWeChatやWeiboなどのSNSも、中国政府による監視が厳しいため、自由に発信できる内容が限られている中国国民にとって、信用度の高い媒体における情報が支持されやすくなっています。
圏子
圏子(チェンツ)とは、同じ地域やライフスタイル、趣味などを共有する人々から構成されるコミュニティのことです。中国国民にとって、信用できる圏子の中での口コミは非常に重要視されます。
このように中国では情報発信が厳しく制限されているため、信頼性の高いKOLの影響力が強くなりやすくなっていると言えます。
まとめ:グローハイが海外進出をサポート
本記事では、特にアジア圏での有効なマーケティング手法の一つであるKOLについて、その概要とメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
KOLやインフルエンサーを活用したマーケティングは、国によって市場規模や注意点が異なります。
アメリカのインフルエンサーの動向についてはこちらの記事で紹介していますのでご確認ください。
・【徹底比較】日本とアメリカのインフルエンサーマーケティングの違い
ライブコマース市場は今後も成長していくと考えられ、KOLの需要も高まっていくことが予想されます。グローハイでは、インフルエンサーマーケティングプラットフォームを有する「Tagger社と戦略的なパートナーシップを締結しており」企業の皆様の海外進出の課題を網羅的にサポートします。ご興味いただけましたら、ぜひ一度お問い合わせください。