こんにちは！グローハイの海外進出サポートチームです。
突然ですが、皆さんは「未来の展示会」とも呼ばれるバーチャル展示会をご存知でしょうか？ 従来の展示会は、移動や設営に伴うコストが大きいことが課題とされてきました。その解決策として注目されているのが、オンラインで開催される「バーチャル展示会」です。
この形式は、コスト削減だけでなく、地理的制約を超えたグローバルなアクセスを実現できる点が魅力で、多くの企業が採用を進めています。本記事では、そんなバーチャル展示会の特徴やメリット、さらに実際の成功事例を交えながら、その可能性を詳しくご紹介します。
また、グローハイではフランス発の「VirtualExpo」という世界中の企業が参加する大規模な海外バーチャル展示会の営業窓口を担当しています。私たちは、出展される企業を包括的にサポートし、展示会の成功を後押しします。海外進出を検討中の方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
海外オンライン展示会「VirtualExpo」出展支援：https://glohai.com/virtualexpo
- バーチャル展示会とは？その仕組みと注目される理由
- バーチャル展示会の定義と概要
- リアル展示会との違い
- 注目される背景（デジタル化とコロナ禍の影響）
- バーチャル展示会のメリットと可能性
- コスト削減と効率化
- グローバルなアクセスと新規顧客獲得
- データ活用によるマーケティング強化
- 成功するバーチャル展示会の要素
- 魅力的なコンテンツ作り
- 適切なプラットフォームの選び方
- 参加者とのインタラクティブなコミュニケーション
- バーチャル展示会が描く未来とビジネスの可能性
- 新技術（AR/VR、AI）との融合
- 未来の展示会の進化と期待
- バーチャル展示会導入の成功事例
- 終わりに
1. バーチャル展示会とは？その仕組みと注目される理由
バーチャル展示会とは、インターネット上で開催される展示会のことを指します。専用のオンラインプラットフォームを通じて、参加者は自宅やオフィスなど、どこからでもアクセスが可能です。展示ブースをバーチャル空間で巡ったり、製品デモを視聴したり、チャット機能を使って出展者とリアルタイムで交流することができます。
従来のリアル展示会では移動や宿泊が必要でしたが、バーチャル展示会ではそれらの負担がありません。例えば、世界中の企業や参加者が同じ空間にアクセスできることで、地理的制約を超えた交流が実現します。この形式が注目される背景には、デジタル化の進展に加え、新型コロナウイルス感染症の影響があります。パンデミックにより、多くの企業が従来のリアルイベントを中止し、代替手段としてオンライン展示会を採用しました。その結果、バーチャル展示会の需要は急速に拡大しています。
2. バーチャル展示会のメリットと可能性
バーチャル展示会には多くの具体的なメリットがあります。
- コスト削減と効率化
リアル展示会ではブース設営費、スタッフの交通費や宿泊費などが必要でしたが、バーチャル展示会ではこれらのコストを大幅に削減できます。例えば、出展企業がバーチャルブースを用意する場合、3Dデザインや動画コンテンツの作成だけで済むケースも多く、物理的な設営費用が不要です。 - グローバルなアクセスと新規顧客獲得
地理的制約がないため、どこからでも参加可能です。あるIT企業の事例では、バーチャル展示会を通じてこれまで接点のなかった新興国市場の顧客を開拓することに成功しました。特に海外市場でのブランド認知向上に大きな効果があります。 - データ活用によるマーケティング強化
バーチャル展示会では、参加者の行動データ（訪問したブース、視聴した動画、ダウンロードした資料など）を取得できます。これにより、顧客の興味や購買意欲を可視化し、次の営業活動に繋げることが可能です。例えば、ある製造業の企業は展示会終了後、参加者の関心度をもとにターゲットリストを作成し、効率的なフォローアップを実現しました。
3. 成功するバーチャル展示会の要素
バーチャル展示会を成功させるには、以下の要素を具体的に実行することが重要です。
- 魅力的なコンテンツ作り
例えば、製品の使用例を3D動画やインタラクティブなデモで見せることで、参加者が製品の魅力を具体的に理解できます。また、ライブプレゼンテーションやQ&Aセッションを取り入れることで、リアルタイムの参加感を高めます。 - 適切なプラットフォームの選び方
ZoomやMicrosoft Teamsなどの一般的なツールではなく、専用のバーチャル展示会プラットフォーム（Virtual Expo等）を活用することで、訪問者ログやインタラクションデータの取得が容易になります。- VirtualExpoはフランス発、製造業のBtoB専門オンライン展示会で、機械、建築、造船、医療、農機、航空の6分野に特化しています。約4万社のサプライヤーが出展し、その規模は欧州最大級と言われています。月間の訪問者数は約1170万人、利用バイヤーは約990万人です。 欧州バイヤーが半数以上を占めるVirtualExpoに出展することで、欧州を始めとする世界各国・地域への販路開拓が可能となります。出展するには英語対応が必要で、グローハイでは日本企業様のVirtualExpoの営業窓口を担っております。
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- 参加者とのインタラクティブなコミュニケーション
参加者が質問をしやすい環境を整えることが重要です。例えば、チャット機能やワンクリックでつながるビデオ通話機能を活用し、即座に回答することで顧客満足度を向上させられます。また、アンケートや投票機能を活用して参加者との双方向性を高めることも有効です。
4. バーチャル展示会が描く未来とビジネスの可能性
バーチャル展示会の未来には、新技術との融合が大きな鍵を握っています。
- AR/VRの活用
例えば、ARを使って製品を自宅で試せる体験や、VRヘッドセットで完全没入型の展示会を提供することで、顧客のエンゲージメントをさらに高めることが可能です。ある自動車メーカーでは、VRを活用したバーチャル展示会を開催し、試乗体験をオンラインで提供する取り組みが注目されています。 - AIによる個別対応の強化
AIチャットボットを導入することで、参加者の質問に即座に対応し、興味に基づいたコンテンツを自動的に推薦することができます。これにより、顧客体験をパーソナライズし、満足度を高めることができます。
5. バーチャル展示会導入（Virtual Expo）の成功事例
多くの企業がバーチャル展示会を活用し、成功を収めています。例えば、製造業界で大手のウインチメーカーは、バーチャル展示会を活用して海外市場での認知度を大幅に向上させました。
- 背景と目標
このメーカーは日本国内で70%以上のマーケットシェアを持つものの、海外ではまだ知名度が低い状況でした。DirectIndustryのマーケットプレイスを利用し、ブランドの認知度向上と問い合わせ増加を目指しました。 - 具体的な取り組み
ニュースレターや新製品紹介動画（英語、日本語、スペイン語、中国語）を作成し、世界中のバイヤーに向けて情報を発信しました。特に、ニュースレターを通じた情報発信に力を入れ、ターゲット地域に効果的にリーチしました。 - 結果
ニュースレターを閲覧した週間クリックスルー数は、1週間で673%増加しました。また、9ヶ国語で展開した販売ブースを通じて、検索から購入プロセスまでをサポートした結果、問い合わせ件数と販売数が大幅に増加しました。これにより、海外市場でのブランド認知と売上向上を同時に達成することができました。
終わりに
バーチャル展示会は、企業にとって単なるコスト削減の手段ではなく、グローバル市場へのアクセスや顧客エンゲージメント強化を実現する革新的なプラットフォームです。技術の進化とともにその可能性は広がり、ARやVR、AIなどを活用することで、これまで以上に魅力的な顧客体験を提供することが可能です。
また、環境負荷の軽減やサステナビリティの観点からも、バーチャル展示会は未来志向の取り組みとして評価されています。今後も多くの企業がこの形式を活用し、新たなビジネスチャンスを切り開いていくでしょう。展示会の新しい形としてのバーチャル展示会は、企業と顧客のつながりをさらに強化し、次世代のビジネスを支える基盤となることが期待されます。
グローハイでは、豊富な経験と独自のネットワークを活かし、今回紹介したバーチャル展示会への出展や、海外の市場調査、SNS・インフルエンサーマーケティング、Web広告などのマーケティング戦略の構築など、手厚い海外進出サポートを提供いたします。
海外進出をお考えの際は、お気軽にご相談ください。
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