海外進出を決めた!でも資金は?
海外進出には何かとお金が掛かります。市場調査や設立する現地法人への出資はもちろん、手続きの代行やコンサルティングを依頼する場合にはそのための費用も発生します。そんなときに補助金を利用することで、費用を多少なりとも賄うことができるかもしれません。
本記事では、補助金をご紹介するのではなく、補助金の探し方のコツに焦点を当ててお話します。これを読めば、自分たちの事業にぴったりの補助金を見つけられるかも!
目次
- 補助金/融資/出資の相違点
- 補助金の探し方
- ドメインの絞り込み
- データベース
- まとめ
補助金/融資/出資の特徴と相違点
今回ご紹介する補助金以外にも、資金調達の方法は存在します。補助金/融資/出資の主な特徴は以下の通りです。
補助金
- 国や地方公共団体が行う
- 返済不要
- 公募で審査が厳しい
- 出費後の資金調達のみ
融資
- 金融機関や公的機関が行う
- 要返済
- 出費前の資金調達が可能
出資
- 個人投資家、投資ファンドが行う
- 返済不要
- 利益が出れば配当
今回取り上げる補助金は、返済義務の有無と資金調達の時期という点において融資と、配当の有無と資金を拠出する者という点において出資と異なります。
補助金の探し方
では、補助金はどのように探せばよいのでしょうか。探し方のコツは二つあります。
1.ドメインの絞り込み
先ほど申し上げたように、補助金は国や地方公共団体が行うものです。ドメインは組織によって異なります。例えば、日本の政府機関のサイトでは末尾が「go.jp」となっています。また、都道府県のサイトでは、「pref.」が含まれています。そのため、国や地方公共団体の補助金に関する情報を探す場合には、検索ワードを入れるだけではなく、ドメインを指定すると効率よく探すことができます。
海外の補助金を探す際にも、例えばアメリカなら、企業への補助金を意味する「subsidy for business」に加えて、アメリカ政府のドメインである「.gov」を検索ワードに含めると良いでしょう。
2.データベース
上記のような検索方法を活用すれば、補助金を簡単に探すことができます。しかし、支援情報をまとめて検索することのできるデータベースもあります。
国の制度は制度ナビ(押下するとサイトが開きます)、地方公共団体ごとの制度はJ-Net21(押下するとサイトが開きます)でまとめて検索できます。どちらのデータベースも、補助金以外の支援情報についても掲載されています。
また、アメリカでも、GRANTS.GOV(押下するとサイトが開きます)という補助金の検索サイトがあります。
まとめ
補助金は返済義務もなく、海外進出での費用負担を軽減するのに役立ちます。今回ご紹介した検索方法を使えば、多くある補助金制度の中から自分たちの事業に合うものを見つけることができると思います。海外進出の際には、ぜひ補助金を活用してみてはいかがでしょうか?