こんにちは!グローハイの海外進出サポートチームです。
海外市場への進出や新規事業の検討において、海外調査は重要な意思決定材料となります。一方で、「海外調査にはどの程度の費用がかかるのか」「相場感が分からず予算を組みにくい」と感じる企業担当者も少なくありません。
海外調査の費用は、調査内容や手法、対象国によって大きく異なり、数十万円から数百万円規模になることもあります。本記事では、海外調査の基本的な考え方を押さえたうえで、費用の目安や相場感をコスト内訳ごとに具体的に解説します。
■グローハイでは、北米を中心に世界10カ国以上で海外向け市場調査・海外進出支援のコンサルティングサービスをワンストップで提供しています。
現地ユーザーのリアルな声を収集する一次調査や、業界統計・競合動向を分析する二次調査を組み合わせた実践的な海外市場調査を通じて、企業の海外展開に向けた戦略立案をサポートします。
また、調査結果を基にした戦略的な提案に加え、現地企業とのビジネスマッチング、現地法人設立、税務・会計・採用支援など、海外進出に必要な支援まで一貫して対応できる点が特徴です。
海外市場調査や海外進出の検討段階でお悩みの方は、ぜひ以下のサービス詳細ページをご覧ください。
目次
- 調査設計・企画にかかるコスト
- 現地調査(インタビュー・アンケート)の費用
- 翻訳・通訳にかかるコスト
- レポート作成・分析費用
- 渡航費・現地対応などの付随コスト
- デスクリサーチ(文献・二次情報調査)の費用相場
- 定量調査(アンケート調査)の費用相場
- 定性調査(インタビュー・FGI)の費用相場
1. 海外調査とは?目的別に見る調査内容の概要
海外調査とは、海外市場における市場規模、消費者ニーズ、競合状況、流通構造、法規制などを把握するために行う調査の総称です。主な目的としては、市場参入可否の判断、商品・サービスの現地適合性検証、競合分析などが挙げられます。調査目的によって必要な調査手法や深さが異なるため、海外調査の費用や相場感にも大きな差が生じます。
2. 海外調査の主なコスト内訳(費用の考え方)
海外調査の費用は、決まったパッケージ料金があるわけではなく、複数のコスト要素を組み合わせて算出されるのが一般的です。まずは、海外調査で発生する主なコスト内訳を整理します。海外調査にかかる費用は、主に以下のような要素で構成されています。
- 調査設計・企画にかかるコスト
- 現地調査(インタビュー・アンケート)の費用
- 翻訳・通訳にかかるコスト
- レポート作成・分析費用
- 渡航費・現地対応などの付随コスト
これらは調査の「部品」のようなもので、どの部品を、どこまで使うかによって、海外調査全体の費用が決まります。たとえば、現地調査や渡航を伴う場合はコストが大きくなりやすく、一方で、既存情報を活用する調査では、比較的低コストで実施できます。
調査設計・企画にかかるコスト
調査目的の整理、調査手法の選定、質問票や調査フローの設計などにかかるコストです。海外調査の土台となる工程で、調査の質や効率を左右します。
一般的には、数万〜40万円程度が一つの目安とされています。
この段階で調査範囲を適切に絞ることが、後工程のコスト抑制にもつながります。
現地調査(インタビュー・アンケート)の費用
現地でのアンケート調査やインタビュー実施にかかるコストです。 海外調査の中で、最も費用に影響しやすい要素と言えます。
目安としては、
- アンケート調査(100〜300サンプル程度):30万〜120万円程度
- インタビュー調査(5〜10名程度):50万〜300万円程度。特にキーパーソン(専門家)や複雑なテーマの調査では、300万円〜800万円以上になるケースもあります。。
翻訳・通訳にかかるコスト
質問票や調査資料の翻訳、現地調査時の通訳対応にかかる費用です。
- 翻訳費用:数万円〜10数万円程度
- 通訳費用:現地での通訳・モデレーター費用は、1日あたり5万〜10万円程度
英語圏以外の国や専門用語が多い調査では、コストが上振れしやすくなります。
レポート作成・分析費用
調査結果の集計、分析、考察、レポート作成にかかるコストです。
- 分析・レポート作成費用:10万〜50万円程度
簡易的なサマリーであればコストを抑えられますが、意思決定に使う場合は、一定の分析工数が必要になります。
渡航費・現地対応などの付随コスト
現地訪問を伴う調査では、渡航費や宿泊費、現地スタッフ手配などの費用が発生します。
- 渡航・現地対応費用:1回あたり10万〜30万円以上
オンライン調査や現地パートナーの活用により、削減できるケースもあります。
3. 調査手法別に見る海外調査の費用相場
前章で紹介したコスト内訳は、調査手法ごとに組み合わされて海外調査の費用相場が形成されます。ここでは、「どの調査手法では、どのコストが含まれるのか」を具体的に見ていきます。
デスクリサーチ(文献・二次情報調査)の費用相場
デスクリサーチは、公開情報や既存データをもとに行う調査です。
主に含まれるコスト
- 調査設計・企画
- 情報収集
- 分析・レポート作成
現地調査や渡航費は基本的に含まれないため、費用相場は 10万〜150万円程度 に収まることが多く、海外調査の初期検討段階に適した手法です。特に30万円からが標準的なアウトプットを得られる目安となります。
定量調査(アンケート調査)の費用相場
定量調査では、アンケートを用いて一定数の回答を収集します。
主に含まれるコスト
- 調査設計・企画
- アンケート配信・回収(現地調査)
- 翻訳
- 集計・レポート作成
費用相場は 30万〜150万円程度 が目安ですが、大規模・多国籍調査では400万円以上になることもあります。 サンプル数や対象国数によって調整しやすい手法です。
定性調査(インタビュー・FGI)の費用相場
定性調査では、現地消費者や専門家へのインタビュー、FGIを実施します。
主に含まれるコスト
- 調査設計・企画
- 現地インタビュー
- 翻訳・通訳
- 分析・レポート作成
- (必要に応じて)渡航費
複数のコスト要素がフルで含まれるため、 費用相場は 80万〜300万円以上 になるケースもあります。キーパーソン(専門家)や複数日程のFGIでは、300万円〜800万円以上になるケースもあります。
4. 海外調査のコストを抑えるためのポイント
海外調査を外注する場合の費用感は、一般的に一般的な海外調査の総費用は、小規模なもので数十万円から、本格的なものでは100万〜400万円程度が目安となります。です。
コストを抑えるためには、まず調査目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧なまま進めると、調査範囲が過度に広がり、不要なコストが発生しやすくなります。
また、外注先を選定する際には、調査実績だけでなく、アウトプット内容やコスト内訳が明確に提示されているかを確認することが重要です。費用の内訳が不透明な場合、想定以上のコストがかかる可能性があります。
具体的には、まずデスクリサーチで市場の全体像を把握し、その結果を踏まえて、必要に応じて定量調査や定性調査を追加する段階的な進め方が、費用対効果の高い海外調査につながります。
まとめ|海外調査の費用相場とコスト内訳を正しく理解しよう
海外調査の費用は、調査内容や手法によって大きく異なります。
コスト内訳と相場感を正しく理解し、自社の目的に合った調査設計を行うことで、費用対効果の高い海外調査が実現できます。
グローハイでは、豊富な経験と独自のネットワークを活かし、企業の海外進出を全面的にサポートしています。
市場調査から現地法人設立、ローカライゼーションの支援、SNSマーケティング、Web広告などのマーケティング戦略の構築まで、成功に向けた最適なソリューションを提供いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
グローハイのサービス詳細については、こちらのリンクをご覧ください: https://glohai.com/
お問い合わせは、こちらからどうぞ: https://glohai.com/contact
■グローハイでは、北米を中心に世界10カ国以上で海外向け市場調査・海外進出支援のコンサルティングサービスをワンストップで提供しています。
現地ユーザーのリアルな声を収集する一次調査や、業界統計・競合動向を分析する二次調査を組み合わせた実践的な海外市場調査を通じて、企業の海外展開に向けた戦略立案をサポートします。
また、調査結果を基にした戦略的な提案に加え、現地企業とのビジネスマッチング、現地法人設立、税務・会計・採用支援など、海外進出に必要な支援まで一貫して対応できる点が特徴です。
海外市場調査や海外進出の検討段階でお悩みの方は、ぜひ以下のサービス詳細ページをご覧ください。
海外市場調査・海外進出コンサルティングの詳細はこちら