WEB展示会導入のメリットとは?成功事例から学ぶ活用術

WEB展示会導入のメリットとは?成功事例から学ぶ活用術

こんにちは!グローハイの海外進出サポートチームです。

近年、デジタル技術の発展に伴い、企業がマーケティングや営業活動において「WEB展示会」を活用する動きが広がっています。コロナ禍をきっかけに注目されたこの手法は、リアル展示会の代替としてだけでなく、新たなビジネスチャンスを生む手段として定着しつつあります。

本記事では、WEB展示会の導入メリットや成功のためのポイント、押さえておくべき注意点を解説します。これから導入を検討する企業にとって、実践的なヒントをお届けします。

また、グローハイではフランス発の「VirtualExpo」という世界中の企業が参加する大規模な海外展示会の営業窓口を担当しています。私たちは、出展される企業を包括的にサポートし、展示会の成功を後押しします。海外進出を検討中の方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

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目次

  1. WEB展示会導入とは?基本的な概要と仕組み
    • WEB展示会の定義
    • リアル展示会との違い
    • 導入が注目される背景
  2. WEB展示会導入のメリット:企業にとっての価値
    • コスト削減効果
    • データ収集とマーケティングの最適化
    • グローバル展開の強化
  3. WEB展示会導入の流れ:初めての導入ガイド
    • 必要な準備と選ぶべきプラットフォーム
    • コンテンツ企画のポイント
  4. WEB展示会導入の成功事例:業界別の活用法
    • 製造業:クボタ
    • 家具・インテリア業界:インテリアライフスタイル
    • 化粧品業界:イン・コスメティクス・フォーミュレーション・サミット
    • 医療業界:MEDICA
    • ファッション業界:ターミナル株式会社
  5. WEB展示会導入で押さえるべきポイントと注意点
    • 技術的なトラブルの予防
    • 顧客体験の向上
    • 効果測定とフォローアップ
    • 導入支援を利用する
  6. おわりに

1. WEB展示会導入とは?基本的な概要と仕組み

WEB展示会の定義と目的

WEB展示会とは、オンラインプラットフォームを利用し、製品やサービスを紹介するイベントです。企業は参加者に製品情報やデモンストレーションを提供し、商談や新規顧客の獲得を目指します。

オンライン開催のため、時間や場所に縛られることなく、多くの参加者にリーチできるのが特徴です。リアル展示会の代替としてだけでなく、営業やマーケティング活動をデジタル化する一環としても注目されています。

リアル展示会との違い

本来の展示会では、以下のようなデメリットがありました。

  • 会場費や設営費の高さ
  • 人員の派遣や交通費の負担
  • 参加者の地理的制限

一方、WEB展示会を活用することで、これらの制約を解消し、より多くの潜在顧客にアプローチできるようになりました。例えば、訪問者は専用サイトにアクセスするだけで製品を閲覧でき、チャット機能やビデオ通話で担当者と直接話せる機能が提供されます。

導入が注目される背景

2020年のコロナ禍以降、対面型のイベントが難しくなり、WEB展示会が急速に普及しました。しかし、その普及の理由は感染防止対策だけではありません。企業が持つ膨大な製品情報やコンテンツを活用しやすくなったこと、またデジタルツールを活用する企業の競争力が強まったことも背景にあります。

2. WEB展示会導入のメリット:企業にとっての価値

1. コスト削減効果

WEB展示会では、会場費、設営費、印刷費、交通費といった本来の展示会特有のコストが不要になります。

たとえば:

  • クボタ:同社が開催した「農フェス クボタバーチャル展示会」では、デジタルコンテンツにコストを振り分け、リアル展示会よりも効率的なPRを実現しました。
  • 富士通:パンフレットや資料をデジタル化し、印刷費用を削減しただけでなく、配布状況のデータ分析も可能にしました。

2. データ収集とマーケティングの最適化

WEB展示会では、訪問者の行動データ(閲覧したページ、ダウンロードした資料、滞在時間など)を収集できます。このデータを活用することで、以下が可能になります:

  • 興味のある製品を特定:営業活動をより効率化。
  • リード育成の強化:適切なタイミングでフォローアップを実施。

3. グローバル展開の強化

WEB展示会は地理的な制約を超え、世界中の顧客にアプローチできます。

  • ソニー:「Sony World Photography Awards」をWEB展示会形式で開催し、グローバル市場でのブランド認知度を向上させました。
  • スズキ:海外ユーザー向けに英語対応の展示会を実施し、新規市場での顧客獲得を目指しました。

3. WEB展示会導入の流れ:初めての導入ガイド

必要な準備と選ぶべきプラットフォーム

WEB展示会を成功させるには、目的に合ったプラットフォーム選びが重要です。以下のようなプラットフォームがあります:

  • EventX:アジア市場向け、カスタマイズ性が高い。
  • Hopin:多国籍企業に適したグローバル対応プラットフォーム。
  • Zoom Events:既存のZoomを拡張して利用できる簡便なツール。
  • VirtualExpo:フランス発。製造業のBtoB専門オンライン展示会で、機械、建築、造船、医療、農機、航空の6分野に特化している。月間の訪問者数は約1170万人、利用バイヤーは約990万人。 欧州バイヤーが半数以上を占めるVirtualExpoに出展することで、欧州を始めとする世界各国・地域への販路開拓が可能となる。

出展するには英語対応が必要で、グローハイでは日本企業様のVirtualExpoの営業窓口を担っております。

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コンテンツ企画のポイント

展示ブースの魅力を最大化するためには、インタラクティブな要素を盛り込むことが重要です。たとえば、トヨタ自動車では、3DモデリングやVRを用いて製品の詳細をオンライン上でリアルに再現。これにより、顧客の関心を引き出し、長時間の滞在を促しました。

4. WEB展示会導入の成功事例:業界別の活用法

1. 製造業:クボタ

農業機械メーカーのクボタは、2020年6月から8月にかけて「農フェス クボタバーチャル展示会」を開催しました。このオンライン展示会では、新製品やサービスをカテゴリ別に紹介し、詳細な製品情報や取扱説明書を動画やデジタルカタログで提供しました。これにより、全国から多くの農業従事者が参加し、製品への理解を深めることができました。 

2. 家具・インテリア業界:インテリアライフスタイル

インテリアライフスタイルは、2021年にオンライン展示会を開催し、インテリア小物やギフトアイテム、キッチン雑貨など、衣食住に関わる商材を紹介しました。600以上の企業が出展し、2万人を超えるバイヤーやデザイナーが訪れ、商談や情報交換が活発に行われました。

3. 化粧品業界:イン・コスメティクス・フォーミュレーション・サミット

2020年11月に開催された「イン・コスメティクス・フォーミュレーション・サミット2020」では、最新のマーケティングトレンドや新成分情報をオンラインで共有しました。AIを活用したマッチメイキングツールを導入し、事前に手配されたビデオ会議で新しい見込み客を探すことが可能となり、業界内でのネットワーキングを強化しました。 

4. 医療業界:MEDICA

医療技術業界向けのオンライン展示会「MEDICA 2020」では、医療機器の加工技術や部品材料に関する最新情報を提供しました。世界中から多くの医療サプライヤーが参加し、製品やサービスの情報交換が行われ、業界全体の発展に寄与しました。 

5. ファッション業界:ターミナル株式会社

ターミナル株式会社が開発・運営するファッション業界向けBtoB ECプラットフォーム「TERMINAL」は、株式会社繊研新聞社の調査において、最も多くの企業に利用されているWEB展示会システムとして評価されました。この結果は、ファッション業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進と、オンライン展示会の需要増加を示しています。

5. WEB展示会導入で押さえるべきポイントと注意点

WEB展示会を成功させるためには、技術的な安定性の確保と参加者の満足度を向上させる仕組み作りが重要です。以下のポイントを押さえて計画を進めましょう。

技術的なトラブルの予防

WEB展示会では、システムの不具合やアクセス集中によるトラブルを防ぐことが不可欠です。事前にサーバーの負荷テストを行い、予備の体制を整えることでリスクを最小限に抑えられます。また、参加者が直面する可能性のある問題を想定し、FAQやサポート体制を事前に準備しておくと安心です。これにより、参加者はスムーズに展示会を楽しむことができます。

顧客体験の向上

参加者の満足度を高めるためには、使いやすさと楽しさを兼ね備えた展示会設計が求められます。特に、直感的な操作が可能なインターフェースと、インタラクティブなコンテンツを取り入れることで、参加者の関与を促進できます。たとえば、ゲーム要素や双方向のコミュニケーションツールを組み込むと、参加者の滞在時間や関心を引き出しやすくなります。

効果測定とフォローアップ

WEB展示会の効果を測定し、次回の改善に役立てるための仕組みを整えましょう。参加者データ(アクセス数、閲覧ページ、滞在時間など)を分析し、以下を検討します:

  • どのコンテンツが最も効果的だったか
  • 商談や問い合わせの件数
  • 参加者からのフィードバック

イベント後にはフォローアップを行い、興味を示した参加者にアプローチすることで、リードの育成と商談成立につなげます。

導入支援を利用する

WEB展示会を成功させるためには、入念な準備と十分な知識が不可欠です。しかし、初めて挑戦する場合、何から始めればよいのか迷ってしまうことも少なくありません。そんなときは、WEB展示会の専門的なサービスや導入支援を活用することで、失敗を回避し、成功への近道を作ることができます。

リアル展示会の経験が豊富な方でも、WEB展示会では必要な準備や内容が異なるため、特に初回は専門的な支援サービスを利用することをお勧めします。これにより、効率的かつ効果的に展示会を進めることができ、成果を最大化することが可能になります。

グローハイでは、WEB展示会への出展を包括的にサポートしています。専門知識を活用し、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

おわりに

WEB展示会の導入は、企業にとって効率的で拡張性の高いマーケティング手法として、ますます重要性を増しています。本記事では、WEB展示会の基本的な概要から、導入のメリット、成功に向けたステップ、さらに注意点までを詳しく解説しました。

特に、技術的なトラブルの予防や顧客体験の向上といったポイントは、成功を左右する重要な要素です。事前の綿密な準備や、直感的で使いやすい設計、さらにフォローアップを徹底することで、単なるオンラインイベントにとどまらず、持続可能なビジネス成果を引き出すことが可能です。

これからWEB展示会を検討している企業の皆さまにとって、本記事が有益なヒントとなり、成功の一助となることを願っています。

グローハイでは、豊富な経験と独自のネットワークを活かし、今回紹介したWEB展示会への出展や、海外の市場調査、SNS・インフルエンサーマーケティング、Web広告などのマーケティング戦略の構築など、手厚い海外進出サポートを提供いたします。

海外進出をお考えの際は、お気軽にご相談ください。

海外オンライン展示会「VirtualExpo」出展支援:https://glohai.com/virtualexpo

グローハイのサービス詳細については、こちらのリンクをご覧ください: https://glohai.com/

お問い合わせは、こちらからどうぞ: https://glohai.com/contact

グローハイ 海外進出サポートチーム

日本企業の海外進出(アメリカ・中国など)を支えるプロフェッショナル。 主に6つのサービス(営業支援・代理店開拓、ECサイト構築・webマーケティング、インフルエンサーマーケティング、市場調査・コンサルティング、法人設立ワンストップサービス、海外オンライン展示会出展サポート)を提供している。 200社を超える日本企業の海外進出サポート実績。 現地スタッフと連携した独自のネットワークを活用し、日本企業の売上向上・新規顧客獲得・販路拡大を実現中。
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